Discharge & STI Care

おりものの異常・性感染症(STI)

「おりものの色やにおいが、いつもと違う」。そんな小さな変化を、見過ごしていませんか。おりものは、体からの大切なサインです。恥ずかしさから受診をためらう方も多いのですが、東京都目黒区大岡山「あん女性のためのクリニック」では、女性医師が気になる症状を一緒に確認していきます。

Discharge & STI Care

おりものの異常・性感染症(STI)

おりものの小さな変化も、体からの大切なサイン。あん女性のためのクリニックでは、女性医師が症状を一緒に確認していきます。

おりものの異常・性感染症

「おりものの色がいつもと違う」「におい・かゆみが気になる」「パートナーが性感染症だったので不安」

クラミジアや淋菌感染症は、女性の多くが無症状のまま進行し、卵管炎や不妊の原因になることがあります。「症状がないから大丈夫」ではなく、気になる接触があれば検査を受けることが大切です。

当院ではおりものの異常・性感染症(STI)検査に対応し、必要に応じてパートナーへの説明資料もお渡しします。プライバシーに配慮した個室での診療です。

おりものは子宮や腟の状態を映す「バロメーター」。色・量・においの変化に気づくことが、病気の早期発見につながります。

正常なおりものは無色〜白色・ほぼ無臭で、排卵期に量が増えるのが一般的です。一方、黄色や緑色に変化する・強い悪臭がある・量が急に増えた・かゆみを伴う場合は、細菌性腟症やカンジダ、性感染症などが隠れているサインのことがあります。

正常なおりもの

✔ 無色〜白色、透明感がある
✔ においはほぼない、または弱い酸味臭
✔ 排卵期(生理の中間)に量が増える
✔ 生理前後で粘り気や量が変化する
✔ かゆみ・痛みを伴わない

受診をおすすめするサイン

✔ 黄色・緑色・灰色っぽいおりもの
✔ 強い魚のようなにおい・生臭さ
✔ ポロポロ・カッテージチーズ状の見た目
✔ 外陰部のかゆみ・ヒリヒリ感を伴う
✔ 量が急に増えた、不正出血を伴う

💡 おりものの異常の多くはカンジダ腟炎・細菌性腟症・性感染症のいずれかが原因です。自己判断せず、気になったら早めの検査をおすすめします。

各テーマの詳しい解説ページをご覧ください。

🌸 おりものの色・においでわかる体のサイン
正常なおりものと異常のセルフチェックポイント

詳しく見る →

🧬 カンジダ膣炎の症状・治療・再発を防ぐ方法
繰り返すカンジダの原因と予防のポイント

詳しく見る →

🔬 クラミジアは自然治癒しない|症状・検査・治療
潜伏期間と放置するリスクを解説

詳しく見る →

🩺 性感染症(STI)検査の流れ・費用・受診タイミング
喉の淋菌検査を含めた検査の受け方

詳しく見る →

🌱 性器ヘルペスの症状・薬・再発予防
初感染と再発、それぞれの治療方針の違い

詳しく見る →

誰の体にもいるカンジダ菌のバランスが崩れて起こる、性感染症ではない自己発症型の炎症です。

カンジダ菌は健康な腟内にも常在する真菌で、疲れ・免疫力低下・抗生物質の使用・妊娠中などをきっかけに増殖して発症します。パートナーからうつるケースは少なく、体調管理で再発を防ぐことが重要です。

主な症状

✔ 白くポロポロ、カッテージチーズ状のおりもの
✔ 外陰部の強いかゆみ・ヒリヒリ感
✔ 排尿時・性交時の痛み
✔ においは比較的少ない(酸っぱいにおい程度)
✔ 生理前や妊娠中に悪化しやすい

治療と再発予防

✔ 抗真菌薬の腟錠・外用薬で数日〜1週間程度で改善
✔ 再発を繰り返す場合は生活習慣の見直しを
✔ 睡眠不足・疲労・ストレスを避ける
✔ 通気性の良い下着、蒸れの予防
✔ 自己判断の市販薬使用は誤診のもとになることも

💡 カンジダ腟炎は年に4回以上繰り返す「再発性カンジダ症」になることもあります。何度も繰り返す場合は一度きちんと検査を受けましょう。

腟内の善玉菌(乳酸桿菌)が減少し、他の雑菌が増えることで起こる炎症です。カンジダとよく似ていますが原因も治療も異なります。

細菌性腟症は約半数が無症状とされ、気づかず放置すると単純ヘルペスや淋菌、クラミジア、トリコモナスなど他の性感染症にかかりやすくなることが指摘されています。膣内環境の乱れ(過度な洗浄・体調不良・性交渉など)がきっかけになることが多い病気です。

カンジダ腟炎との見分け方の目安

✔ 細菌性腟症:灰色っぽいおりもの、生臭い(魚臭い)におい、かゆみは軽度か無症状
✔ カンジダ腟炎:白くポロポロしたおりもの、強いかゆみ、においは比較的少ない
見た目だけでの自己判断は難しいため、正確な診断には検査が必要です。

日本で最も報告数の多い性感染症。自然に治ることはなく、放置は不妊のリスクにつながります。

クラミジア・トラコマチスという細菌が原因で、多くの場合、男女とも自覚症状がほとんどありません。気づかないまま放置すると、卵管の癒着・閉塞を起こし、不妊症や子宮外妊娠(異所性妊娠)の原因になることがあります。また骨盤内炎症性疾患(PID)による強い下腹部痛を引き起こすこともあります。

症状・リスク

✔ 女性はほとんどのケースで自覚症状がほぼない
✔ まれにおりものの増加・不正出血・下腹部痛
✔ 放置すると卵管炎から不妊症のリスク
✔ 妊娠中の感染は出産時に赤ちゃんへ感染することがあるため注意
✔ 淋菌との同時感染も多い

検査・治療

✔ 腟分泌物や尿によるPCR検査などで診断
✔ 抗生物質の内服で治療(数日〜1週間程度)
✔ 治療後2〜3週間で治癒判定の再検査
✔ パートナーも同時に検査・治療が必須
✔ 治療終了まで性交渉は控える

クラミジアと同様に女性の約半数が無症状とされる性感染症。喉への感染にも注意が必要です。

淋菌に感染することで発症し、黄色がかったおりもの・不正出血・外陰部のかゆみが現れることもありますが、症状に乏しいケースが多いのが特徴です。放置するとクラミジアと同様に卵管炎、不妊症、骨盤内炎症性疾患のリスクがあります。オーラルセックスによる喉への感染(咽頭淋菌)は自覚症状がほとんどなく見逃されやすいため注意が必要です。

治療のポイント

✔ 抗生物質の内服または点滴で治療
✔ 薬剤耐性の淋菌が増えているため、抗菌薬の注射が必要になることも
✔ 治療後2〜3週間で効果判定の再検査を行い、陰性確認まで治療終了とはしません
✔ クラミジアとの同時感染が多いため、あわせて検査を推奨
✔ パートナーとの同時受診・治療が再感染予防に不可欠です

トリコモナス・マイコプラズマ・性器ヘルペス・尖圭コンジローマ——知っておきたい代表的なSTIです。

🦠 トリコモナス腟炎

トリコモナス原虫による感染症で、泡状で悪臭のあるおりもの・強いかゆみが特徴的な症状として知られています。無症状のことも多く、放置は他のSTIへのかかりやすさにつながります。抗原虫薬の内服で治療します。パートナーの同時治療が必要です。

🔬 マイコプラズマ・ジェニタリウム

近年注目されているSTIで、2022年から保険適用の検査が可能になりました。女性はほぼ無症状ですが、おりものの違和感や子宮頸管炎をきっかけに見つかることがあります。淋菌・クラミジア・トリコモナスが陰性の場合に検査を検討します。

🌱 性器ヘルペス

単純ヘルペスウイルスによる感染症で、水ぶくれ・潰瘍による強い痛みが特徴です。初感染時に症状が強く出やすく、一度感染すると再発を繰り返すことがあります。抗ウイルス薬で治療し、再発が多い場合は長期の予防内服を行うこともあります。

🌸 尖圭コンジローマ

ヒトパピローマウイルス(HPV)の感染によって、外陰部や肛門周辺にイボ状の病変ができる病気です。潜伏期間が数週間〜数ヶ月と長いのが特徴。レーザーや外用薬で治療しますが、完治まで性交渉は控える必要があります。

💡 いずれの性感染症もパートナーとの同時検査・同時治療が再感染(ピンポン感染)を防ぐ鍵になります。

検査は腟分泌物の採取や尿検査、血液検査が中心。痛みはほとんどなく、短時間で終わります。

検査・診療内容費用の目安
おりもの検査 細菌性腟症・カンジダ・トリコモナスの顕微鏡検査
保険診療1,600円程度
自由診療-
クラミジア・淋菌検査 腟分泌物または尿によるPCR検査
保険診療1,200円程度
自由診療-
診察・処方 初診料・再診料+お薬代
保険診療1,000~1,600円
自由診療診察料 1,500円
ウレアプラズマ・マイコプラズマ 腟分泌物によるPCR検査
保険診療-
自由診療11,000円
感染症4種検査 HBV(B型肝炎)・HCV(C型肝炎)・梅毒・HIV
保険診療-
自由診療11,000円
💡 自覚症状がある場合は保険適用の診療となります。金額は症状や検査項目により変動しますので、目安としてご参照ください。

受診当日の流れ

STEP 1  ご予約・受付(Web予約が便利です)
STEP 2  問診(症状・気になる接触時期などをお伺いします)
STEP 3  内診・検体採取(腟分泌物・尿・血液など、症状に応じて選択)
STEP 4  結果に応じた治療・お薬の処方
STEP 5  必要に応じて数週間後に治癒判定の再検査

Q1. 検査はどのくらい痛みがありますか?

多くの検査は、おりもの(腟分泌物)を綿棒のようなもので優しく採取する方法です。痛みはほとんどありません。血液検査が必要な場合も、通常の採血と同じ感覚です。

Q2. 症状がなくても検査を受けられますか?

もちろん可能です。クラミジアや淋菌感染症など、性行為によってうつる病気(性感染症)は、症状が出ないまま進行することも多くあります。気になる接触があれば、症状がなくても検査をおすすめしています。

Q3. パートナーにも受診をすすめた方がいいですか?

はい、おすすめしております。性感染症は、ご自身だけ治療をしても、パートナーから再びうつってしまうことがあります。できるだけ一緒に検査・治療を受けていただくと安心です。

☑ おりものの色・におい・量の変化は体からのサイン。異常があれば早めの検査を!
☑ カンジダ・細菌性腟症は性感染症ではなく、体調管理で再発を防げる!
☑ クラミジア・淋菌は自覚症状がなくても進行し、不妊の原因になることがある!
☑ 性感染症は自然治癒しない。パートナーとの同時検査・治療が再感染を防ぐ鍵!
☑ 検査は腟分泌物や尿・血液が中心で、痛みはほとんどない!
☑ 「症状がないから大丈夫」ではなく、気になる接触があれば検査を!

当院では、おりものの異常・性感染症の検査から治療まで、プライバシーに配慮しながら丁寧にサポートしています。「これくらいで受診していいのかな」と迷う段階でも、お気軽にご相談ください。

気になる症状は、一人で抱えずにご相談ください。完全予約制で待ち時間も少なく、通いやすい環境です。まずはお気軽にご予約を。