Sweating / Hot Flash
更年期の汗・ほてり
Sweating / Hot Flash
更年期の汗・ほてり
突然の発汗・寝汗・体温調節の乱れ——更年期の「汗・ほてり」症状を婦人科医が詳しく解説します。

「何もしていないのに大量の汗が出る」「寝ているのに寝汗がひどい」「体がほてって眠れない」
こんな症状で困っていませんか?
更年期の汗・ほてりは、女性ホルモンの減少による自律神経の乱れが原因です。適切な治療で改善できます。
気になる症状があれば、まずはお気軽にご相談ください。

監修・執筆者
あん女性のためのクリニック 院長 山田 泰平
日本産科婦人科学会 産婦人科専門医
虎の門病院、聖路加国際病院、新百合ヶ丘総合病院、順天堂医院での勤務を経て当院を開設
1. 更年期の汗・ほてりとは?
前触れなく起こる発汗・ほてり・体温調節の乱れは、更年期の代表的な症状のひとつです。
更年期の汗・ほてりは、ホットフラッシュ(顔や上半身のほてり)と深く関連しており、エストロゲンの減少により体温調節機能が乱れることで起こります。
✔ 何もしていないのに突然大量の汗が出る
✔ 顔・首・胸がカーッと熱くなる(ほてり)
✔ 汗が出た後、急に体が冷える
✔ 夜中に寝汗で何度も目が覚める
✔ 少し動いただけで過剰に汗をかく
✔ 季節に関係なく汗・ほてりが起こる
こんな症状があれば更年期の汗・ほてりかもしれません
✅ 急に大量の汗が出て、すぐ冷える
✅ 夜中の寝汗でパジャマや寝具が濡れる
✅ 体のほてりで眠れない夜がある
✅ 人前で急に汗が出て困ることがある
✅ 40代以降に症状が出始めた
2. 原因——なぜ更年期に汗・ほてりが起こるのか
エストロゲンの減少が、脳の体温調節機能を乱すことが主な原因です。
エストロゲンは脳の視床下部にある体温調節中枢に深く関わっています。更年期にエストロゲンが急激に減少すると、体温調節がうまく機能しなくなり、体が「暑すぎる」と誤認して発汗・ほてりが起こります。
また以下の要因が症状を悪化させることがあります:ストレス・睡眠不足・アルコール・カフェイン・辛い食べ物・喫煙・気温の急激な変化
3. 治療法
症状の強さや体質に合わせて、HRT・漢方・生活改善を組み合わせて対応します。
① ホルモン補充療法(HRT)
✔ 汗・ほてりに対して最も効果的な治療法
✔ 減少したエストロゲンを補い、体温調節機能を回復させる
✔ 内服薬・貼り薬・ジェルなど体質に合わせて選択できる
✔ 骨粗しょう症予防にも有効
乳がん・血栓症のリスクがあるため、医師の問診・検査のうえで適応を判断します。
② 漢方薬
✔ HRTに抵抗がある方・副作用が心配な方に適している
✔ 体質に合わせた処方で、汗・ほてりを和らげる
💡 汗・ほてりによく使われる漢方薬
|桂枝茯苓丸(けいしぶくりょうがん) → のぼせ・ほてりが強い人に
|加味逍遙散(かみしょうようさん) → ほてり+イライラ・不安感がある人に
|当帰芍薬散(とうきしゃくやくさん) → ほてり+冷え・むくみがある人に
4. 日常生活でできるセルフケア
治療と並行して、生活習慣の工夫で症状を和らげることができます。
🍽️ 食事・飲み物
✔ 大豆イソフラボン(豆腐・納豆・豆乳)を積極的に摂る
✔ アルコール・カフェイン・辛い食べ物を控える
✔ 体を冷やす食品(きゅうり・豆腐・緑茶)を取り入れる
👗 衣類・環境
✔ 重ね着で体温調節しやすくする
✔ 吸湿速乾素材の下着・パジャマを選ぶ
✔ 寝室を涼しく保ち、吸湿性の高い寝具を使う
✔ 携帯扇風機・冷感スプレーを活用する
🏃 運動
✔ ウォーキング・ヨガなど有酸素運動を週3回以上
✔ 自律神経を整える効果があり、発汗症状が改善しやすい
🧘 ストレス管理
✔ 深呼吸・瞑想・ヨガでリラックスする
✔ 症状が出たときに深呼吸すると早く収まることがある
✔ 趣味や好きなことで気分転換する
5. こんな症状があれば婦人科へ
汗・ほてりは我慢しなくていい症状です。治療で確実に改善できます。
✔ 汗・ほてりが1日に何度も起こる
✔ 寝汗でパジャマや寝具が毎晩濡れる
✔ 体のほてりで眠れない夜が続いている
✔ 仕事中・外出中に突然の発汗で困っている
✔ 症状が3ヶ月以上続いている
当院では対面診療・オンライン診療どちらにも対応しています。
「まず話を聞いてほしい」という段階でも、お気軽にご相談ください。

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〒152-0033
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