繰り返すデリケートゾーンの不調に
「治療をしても、また数か月後に再発してしまう」
カンジダ症や細菌性腟症を繰り返す方から、このようなご相談を多くいただきます。
実はこれらのトラブルには、**腟内の細菌バランス(腟内細菌叢)**が深く関係しています。
・カンジダ症と細菌性腟症の違い
■ カンジダ症
生涯で約75%の女性が一度は経験すると言われています
原因:真菌(カビ)の増殖
症状:強いかゆみ、白い酒粕状のおりもの
■ 細菌性腟症
1年以内の再発率は約50%以上と報告されています
原因:腟内細菌バランスの乱れ
症状:灰白色のおりもの、魚臭様のにおい
・なぜ再発するの?
腟内は本来、**ラクトバチルス(乳酸菌)**が優勢な環境に保たれています。
この乳酸菌が乳酸を産生し、弱酸性環境を維持することで、悪玉菌やカンジダの過剰増殖を防いでいます。
しかし、
- ストレス
- 抗生物質の使用
- ホルモン変動
- 睡眠不足
- 過度な洗浄
などがきっかけとなり、乳酸菌が減少すると、腟内環境が不安定になります。
その結果、再発を繰り返しやすくなるのです。
シンバイオティクスとは?
*シンバイオティクス(Synbiotics)**とは、
- プロバイオティクス(善玉菌)
- プレバイオティクス(善玉菌のエサ)
を組み合わせたものです。
当院でご紹介しているサプリメントには、
- Lactobacillus rhamnosus HN001
- Lactobacillus acidophilus La-14
- ラクトフェリン
が含まれています。
これらは腟内環境との関連が研究されている菌株であり、
腟内ラクトバチルスの定着や、悪玉菌の抑制に関する報告があります。
※医薬品ではなく、あくまで栄養補助食品です。
【シンバイオティクスと再発率】
海外研究では、
- カンジダ症の再発率が約60〜70%抑制された報告
- 細菌性腟症の改善率向上
- ラクトバチルス定着率の上昇
が示されています。
これは「症状をその場で抑える」ものではなく、
再発しにくい腟内環境をつくることを目的とした補助的アプローチです。
こんな方におすすめ!
✅ カンジダを繰り返している方
✅ 細菌性腟症を年に何度も発症する方
✅ 抗生剤後に不調が出やすい方
・大切なのは治療+セルフケアという考え方
症状は出現したら
① 急性期は適切な医療治療を行うこと
② 落ち着いた後に再発予防の環境づくりを行うこと
サプリメントはあくまで「補助的な選択肢」です。
症状がある場合は、自己判断せず、必ず医師にご相談ください。
最後に・・・
デリケートゾーンの悩みは、なかなか人に相談しにくいものです。
しかし、繰り返す不調は「体質」ではなく、環境の問題であることも少なくありません。
当院では、治療だけでなく、再発予防まで含めたサポートを行っています。
気になる方は、お気軽にご相談ください。

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