子宮頸管ポリープってなに?

子宮の入り口(子宮頸管)の粘膜が増殖して、キノコのように突き出た小さなできものができる状態です。
大きさは数ミリから1cm前後のものが多く、形や色はさまざまです。

多くの方は無症状で、健診や内診時に初めて見つかります。

ただし、以下のような症状がある場合もあります

✅ 不正出血(性交後・排卵期・更年期など)
✅ おりものの量が増えた・おりものに血が混じる
✅ 下腹部の違和感

原因ははっきりしていませんが、次のような要因が関係すると考えられています。

✔ 慢性的な炎症(細菌性腟炎・頸管炎など)
✔ エストロゲンなどのホルモンバランスの変化
✔機械的刺激(性交渉や分娩時の刺激など)

✔ 生理以外の出血が続く
✔ おりものの色やにおいが変わった
✔ 妊娠中に出血がある

これらの症状はポリープ以外の原因(感染症・頸がん・ホルモン異常)でも起こります。
自己判断せず、婦人科でチェックを受けましょう!

出血が続くことで貧血になることがある
 少量でも長期間の出血が続くと、知らないうちに鉄欠乏性貧血になることも

感染を起こして炎症が広がることがある
 ポリープの表面に細菌が付着すると、頸管炎や腟炎を繰り返す原因に

妊娠中は流産・早産の原因になることも
 妊娠中のポリープは刺激により出血しやすく、感染が子宮収縮を誘発することも

ごくまれに悪性(がん)のこともある
 まれに異形成や腺がんが含まれていることがあります
 そのため、切除後の病理検査が大切です

✔ 生理以外の出血が続く
✔ おりものの色やにおいが変わった
✔ 妊娠中に出血がある

これらの症状はポリープ以外の原因(感染症・頸がん・ホルモン異常)でも起こります。
自己判断せず、婦人科でチェックを受けましょう。

子宮頸部・腟部の観察を丁寧に行い、
ポリープの性状や出血の有無を確認したうえで、
必要に応じてその場で切除も可能です。
また、再発予防のための生活アドバイス(炎症対策・ホルモン管理・ピル処方など)も行っています。

「健診で見つかって不安」「出血が続いて心配」
そんなときは、どうぞお気軽にご相談ください。

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