医師処方の漢方薬と市販の漢方薬の違いって?

こんにちは✨

漢方薬には、病院で医師が処方するものと、市販のドラッグストア等で購入できるものがありますが、その違いをご存じでしょうか?

一番の違いは、「含まれる成分量」の違いです。

一般漢方薬は、医療用漢方薬より成分含有量がすくない

市販で販売されている一般漢方薬は、医師が処方する医療用漢方薬の50%~80%程度の成分量で作られています。

一般漢方薬の箱を見てみましょう。一般用漢方薬の説明欄には、通常、「〇〇〇エキス(2/3量)」といった説明が記載されています。

「(2/3量)」とは満量処方の3分の2(66%)の成分量で作っているという意味です。

医療用漢方薬は、原則として満量処方で作られていますので、この漢方薬の場合、医療用漢方薬の3分の2の成分量が含まれている、ということになります。

詳細は、医療用漢方薬の説明欄と一般用漢方薬の説明欄を比較してみると分かるのですが、多くの場合、製剤1gあたりの生薬の使用量と添加物は医療用漢方薬も一般用漢方薬も同じである一方で、1日あたりの容量(≒1袋あたりの容量)が、一般漢方薬では医療用漢方薬の50%~80%程度の量に減らされているのです。

漢方薬は医師処方の医療用漢方薬がおすすめ

一般漢方薬の成分含有量が少ないのは、メーカーが効き目よりも安全性を優先しているためです。

一般漢方薬には、病院に行かなくても手軽に入手できる、医師や薬剤師の指導がなくても患者様ご自身の選択で自由に選べる、1箱あたりの値段が手ごろ、といったメリットがあります。メーカーは、このような一般漢方薬の特徴を踏まえ、あえて医療用漢方薬よりも成分含有量を減らしているのです。

もっとも、漢方薬はもともと体質改善等にも用いられ、西洋薬と比較すると効き目はマイルド。そのため、必要な成分量を継続して飲んだ方が症状に対する効果を感じやすい、という特徴があります。特に、現代の忙しい女性にとっては、漢方薬を1日に何袋も何度も飲まないといけない…というのが難しく、飲み忘れが生じて効果を感じていただきにくいケースもあります。

また、漢方薬では、同じ症状でも患者様の体質や生活スタイルによって処方するお薬が変わる、という特徴もあります。

そのため、漢方薬の効果をしっかりと感じて、症状を治したい…という患者様には、医師の判断の下、もっともあなたに合う満了処方の医療用漢方薬を服薬されることをおすすめします。

当院では、豊富な医療用漢方薬を取り揃え、患者様おひとりおひとりの症状や体質にあった漢方薬をお渡ししております✨

特に、当院では、忙しい女性のライフスタイルを考慮し、1日2回の服用で十分に効果を感じていただけて、スティック状で外出先への持ち運びも便利なクラシエの漢方薬を中心に扱っております。

漢方薬にご興味がある方は、お気軽に当院までお声掛けください✨

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