外陰部のできもの

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1. 陰部のできものの原因とは？

デリケートゾーンにできものができる原因は、大きく分けて 「炎症によるもの」 と 「ウイルス・細菌感染によるもの」 があります。

原因	主な症状
バルトリン腺嚢胞（のうほう）	小陰唇の付け根に腫れ・しこりができる（痛みがないことが多い）
バルトリン腺炎・膿瘍	バルトリン腺が炎症を起こし、腫れて痛みを伴う
性器ヘルペス（ウイルス感染）	水ぶくれ・潰瘍ができ、強い痛み・かゆみを伴う
毛嚢炎・粉瘤	毛穴が詰まり、ニキビのような腫れができる
尖圭コンジローマ（HPV感染）	小さなイボが多数でき、痛みはほぼない
クラミジア・淋病などの性感染症（STI）	おりもの異常・排尿時の痛みを伴うことがある

💡 デキモノがあるだけでなく、痛みやかゆみ、発熱がある場合は、早めに婦人科を受診しましょう！

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2. バルトリン腺嚢胞・バルトリン腺炎とは？

🔹 バルトリン腺とは？

バルトリン腺は、 膣の入り口付近（小陰唇の内側）にある分泌腺 で、膣を潤す粘液を分泌する役割があります。

このバルトリン腺の 出口が詰まると「バルトリン腺嚢胞」になり、細菌感染すると「バルトリン腺炎」や「バルトリン腺膿瘍」に進行 します。

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🔹 バルトリン腺嚢胞の症状

✔ 小陰唇の付け根に しこり（腫れ）ができる
✔ 片側だけ腫れることが多い
✔ 痛みはほとんどない（圧迫感を感じることも）

⚠ 放置すると炎症を起こし、膿がたまる「バルトリン腺膿瘍」に進行することも！

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🔹 バルトリン腺炎・膿瘍の症状

✔ 陰部が赤く腫れて 強い痛み がある
✔ 歩くのもつらいほどの 圧痛 を感じる
✔ 熱を持ち、膿がたまる（バルトリン腺膿瘍）

💡 「しこりがあるけど痛くない」ならバルトリン腺嚢胞、「腫れて痛い」ならバルトリン腺炎の可能性が高い！

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🔹 バルトリン腺嚢胞・膿瘍の治療方法

✔ 小さいうちは経過観察（痛みがなければ特に治療しないことも）
✔ 腫れがひどい場合は、穿刺・切開（膿を排出する処置を行う）
✔ 繰り返す場合は「バルトリン腺摘出手術」も検討

💡 痛みがない場合は様子を見ることもありますが、大きくなると日常生活に支障をきたすため、早めの受診をおすすめします！

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3. 性器ヘルペスとは？

性器ヘルペスは、 単純ヘルペスウイルス（HSV-2またはHSV-1）の感染によって起こる性感染症（STI） です。

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🔹 性器ヘルペスの症状

✔ 小さな水ぶくれ（赤みのあるブツブツ） ができる
✔ 水ぶくれが破れると、潰瘍（ただれ）になり 強い痛み を伴う
✔ 排尿時に ヒリヒリとした痛み が出ることも
✔ 初感染の場合、 発熱やリンパ節の腫れを伴うこともある

💡 一度感染すると、ウイルスは体内に潜伏し、再発を繰り返すことがあるため注意！

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🔹 性器ヘルペスの治療方法

✔ 抗ウイルス薬（バラシクロビル・アシクロビル）を内服（発症期間を短縮）
✔ 痛みが強い場合は鎮痛剤を併用
✔ 再発を繰り返す場合は「抑制療法（長期内服）」を検討

💡 「デキモノが急にできて、ヒリヒリする」「水ぶくれができたらすぐ受診を！」

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4. こんな場合はすぐに婦人科を受診！

✔ 陰部に しこり・腫れができた（痛みがある or ない）
✔ 水ぶくれ・ただれがあり、ヒリヒリと痛む
✔ 陰部が腫れて、歩くのもつらいほど痛い
✔ 排尿時に痛みがある（感染症の可能性）

💡 デリケートゾーンのトラブルは、放置すると悪化することが多いため、早めの受診が大切です！

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5. まとめ：陰部のできものは、早めの検査と治療が大切！

☑ 「しこりがあるけど痛くない」→ バルトリン腺嚢胞の可能性
☑ 「陰部が腫れて痛い」→ バルトリン腺炎の可能性
☑ 「ヒリヒリする水ぶくれがある」→ 性器ヘルペスの可能性
☑ 症状が悪化する前に、婦人科での診察を！

当院では、 バルトリン腺嚢胞・性器ヘルペスなどの婦人科疾患の診察・治療を行っています。

「これって病院に行くべき？」と迷ったら、お気軽にご相談ください！。