Vaccination

ワクチン(HPV・風疹)

Vaccination

ワクチン(HPV・風疹)

「ワクチンで守れる未来」— HPVワクチン&風疹ワクチンの重要性

ワクチン(HPV・風疹等)

「子宮頸がんはワクチンで予防できる?」
「風疹って大人でもワクチンを打つべき?」
「妊娠を考えているけど、風疹抗体は大丈夫?」

ワクチンは 「もしも」のリスクを減らすための大切な予防策 です。

特に HPVワクチン(子宮頸がん予防)と風疹ワクチン は、 自分の健康を守るだけでなく、周囲の大切な人も守ることにつながります!


1. HPVワクチン(子宮頸がん予防ワクチン)とは?

HPV(ヒトパピローマウイルス)は、 子宮頸がんの主な原因となるウイルス です。

HPVには 100種類以上の型 がありますが、そのうち 16型・18型が子宮頸がんの約70%の原因 になっています。

💉 HPVワクチンを接種することで、子宮頸がんのリスクを最大90%減らすことができます!


2. HPVワクチンの種類と違い

現在、日本で接種できるHPVワクチンには、 3種類 あります。

ワクチン名予防できるHPVの型効果
2価ワクチン(サーバリックス)16型・18型子宮頸がん予防
4価ワクチン(ガーダシル)6型・11型・16型・18型子宮頸がん + 尖圭コンジローマ予防
9価ワクチン(シルガード9)6型・11型・16型・18型・31型・33型・45型・52型・58型より広範囲のHPV感染を予防(最も推奨)

現在、 9価ワクチン(シルガード9)が最も高い予防効果がある とされ、特に推奨されています。


3. HPVワクチンの接種対象とスケジュール

HPVワクチンは9歳以上から接種可能 ですが、最も効果的なのは 性交渉を経験する前の接種(小学校高学年~中学生) です。

💉 定期接種(公費で無料)

小学校6年生~高校1年生の女子(自治体によって異なる)

💉 任意接種(自己負担)

高校2年生以上の女性・希望する男性(一部自治体では助成あり)

接種回数(9価ワクチンの場合)

  • 15歳未満:2回(0ヶ月・6ヶ月後)
  • 15歳以上:3回(0ヶ月・2ヶ月後・6ヶ月後)

4. HPVワクチンの副作用は?

HPVワクチンの副作用は、一般的なワクチンと同程度 です。

注射部位の痛み・腫れ・赤み(最も多い)
一時的な発熱・倦怠感
ごくまれにアレルギー反応(アナフィラキシー)

日本では、過去に「ワクチン接種後の副反応」が話題になりましたが、 最新の研究ではワクチンとの直接的な因果関係は認められていません。現在は接種が積極的に推奨されています。


5. HPVワクチンは大人でも打つべき?

「子どもの頃に接種しなかったけど、大人でも打てる?」 という質問をよくいただきます。

👉 性交経験がある場合でも、接種するメリットはあります!
すでにHPVに感染していたとしても、 他の型への感染を防ぐことができる ため、20代・30代の方でも接種を検討する価値があります。


6. 風疹ワクチン(MRワクチン)とは?

風疹(ふうしん)は、 発疹・発熱・リンパ節の腫れ を引き起こすウイルス感染症です。

特に 妊娠初期に風疹に感染すると、赤ちゃんが「先天性風疹症候群」になるリスクがあるため、妊娠を考えている女性・その家族はワクチン接種が重要!

大人になってからの風疹は重症化しやすい
妊婦が感染すると、赤ちゃんに障害が残る可能性がある

💉 「風疹抗体がない人」「予防接種の記録がない人」は、MRワクチン(麻疹・風疹混合ワクチン)を接種しましょう!


7. 風疹ワクチンの接種対象とスケジュール

妊娠を希望する女性(妊娠前に接種が推奨)
妊婦さんと接する機会が多い方(パートナー・家族)
ワクチンを受けた記録がない or 1回しか受けていない方

接種スケジュール

  • 2回接種が推奨(1回では免疫が十分でない場合がある)
  • 妊娠中は接種不可! 妊娠前に打つことが大切

8. 風疹ワクチンの費用

  • 自治体の助成がある場合も! まずは確認を
  • 自費の場合:約5,000~10,000円

9. まとめ:ワクチンで予防できる病気は、早めに対策を!

HPVワクチンで子宮頸がんのリスクを90%減らせる!
風疹ワクチンは、妊娠前に必ず確認を!
HPVワクチンは9歳以上の女性・男性も接種可能!
ワクチンで防げる病気は、予防が何より大切!

当院では、 HPVワクチン・風疹ワクチンの接種を行っています。

ご自身や大切な人を守るため、 ワクチン接種を検討されている方は、お気軽にご相談ください!

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