Abnormal Bleeding

不正出血・子宮の病気

不正出血は放置しないで!子宮の病気が隠れていることも?

「生理じゃないのに出血がある…」
「おりものに血が混じっている…」
「生理が長引く・周期がバラバラ…」

このような 「不正出血」 は、ホルモンバランスの乱れやストレスによるものから、 子宮の病気が原因となることもあります。

「少しの出血だから…」と放置せず、 原因を知り、適切な対策をすることが大切です!

不正出血とは、生理以外のタイミングで起こる出血のことを指します。

不正出血にはさまざまなタイプがあります。

不正出血のタイプ特徴
排卵期出血排卵時にホルモン変化で少量の出血がある(問題なし)
着床出血
妊娠初期に起こる軽い出血
ホルモンバランスの乱れによる出血ストレス・急なダイエット・ピルの服用などが原因
病気が原因の出血子宮筋腫・子宮頸がん・子宮体がん・子宮内膜症などの可能性
📝「排卵期出血」や「着床出血」など、一時的なものであれば心配はいりませんが、繰り返す場合や出血量が多い場合は要注意!

① ホルモンバランスの乱れによる出血

ストレスや急激なダイエット、睡眠不足などでホルモンバランスが崩れると、 子宮内膜が不安定になり出血しやすくなります。

  • 排卵後に少量の出血があることがある
  • 排卵が起こらないことで生理が不規則に

 ホルモンの影響で起こる不正出血は、数日で治まることが多いですが、繰り返す場合は要注意!


② 子宮の病気が原因の出血

考えられる原因: 子宮頸がん、子宮体がん、子宮筋腫、子宮内膜症

子宮頸がん

  • 初期は無症状のことが多く、不正出血が最初のサインになることも!
  • 性交後に出血することがある(接触出血)
  • 進行するとおりものの異常(茶色・悪臭)や下腹部痛が出ることも

子宮頸がんは定期的な検診(子宮頸がん検診)で早期発見が可能!


子宮体がん

  • 閉経後の不正出血が特徴(特に50代以降の女性は要注意!)
  • 生理以外のタイミングで出血がある
  • 子宮内膜が厚くなりすぎることで発症することがある

特に閉経後の不正出血は、すぐに婦人科を受診しましょう!


子宮筋腫

  • 生理の量が多くなる(過多月経)
  • 不正出血が続く
  • 貧血・下腹部の張りを感じることも

 筋腫が小さい場合は経過観察でOK!大きくなる場合は治療が必要。


子宮内膜症

  • 生理以外の出血や、生理時の強い痛みが特徴
  • 放置すると不妊の原因になることも

 強い生理痛がある場合は、婦人科での診察がおすすめ!


以下のような症状がある場合は、婦人科を受診しましょう!

  1. 生理以外のタイミングで何度も出血する
  2. 出血量が多い・鮮血が出る
  3. 性交後に出血する(子宮頸がんの可能性あり)
  4. 閉経後に出血がある(子宮体がんの可能性あり)
  5. おりものに血が混じっている・悪臭がある
  6.  下腹部痛や腰痛を伴う不正出血がある

「少しの出血だから…」と放置せず、気になる場合は早めに婦人科へ!

☑  ホルモンバランスの乱れが原因のこともあるが、子宮の病気の可能性も!
☑ 「性交後の出血」「閉経後の出血」「繰り返す出血」はすぐに受診を!
☑  子宮頸がん・子宮体がんの早期発見には定期検診が重要!

不正出血が気になる方は、 お気軽に当院へご相談ください!

〒152-0033
東京都目黒区大岡山1-7-8
TEL:03-4400-6264